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慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫とは

頭部外傷後の慢性期(通常は1〜2か月後)に頭蓋骨のすぐ内側の硬膜と脳の間に徐々に血腫が溜まって起きるもので、血腫が脳を圧迫することで様々な症状を呈します。原因としては頭部外傷による架橋静脈の破綻などにより、硬膜下に脳表の髄液などと混ざった血性貯留液が徐々に被膜を形成しながら血腫に成長するとされています。
術前
手術翌日
図:慢性硬膜下血腫の頭部CT画像
慢性硬膜下血腫の原因及び症状
約1〜2か月前の軽微な頭部外傷が原因とされています。通常50歳以上の高齢者に多くみられ、更に #1多量の飲酒歴、#2脳の萎縮、#3出血傾向または抗血小板薬の内服、#4人工透析などが発症しやすい要因とされています。
発症した場合は外傷後の無症状の時期を経て、頭痛や嘔吐、片麻痺(歩行障害)やしびれ、痙攣発作、言語障害、見当識障害・記銘力低下・痴呆などの認知症様の精神症状まで様々な症状を呈します。
慢性硬膜下血腫の診断
診断は通常頭部CT(或いはMRI)にて行い、脳表を覆うような三日月型の病変として描出されます。頭部CTにおいて、血腫は低吸収域〜高吸収域または混合型まで様々な所見で描出されます。
慢性硬膜下血腫の治療
片麻痺などの脳の圧迫症状を呈している場合、外科的処置を要します。当院では穿頭血腫洗浄術を行っております。手術は局所麻酔下に穿頭してシリコンドレーンを血腫腔内に挿入し、洗浄した後にドレーンを血腫腔内に留置したまま閉創します。およそ一晩の経過で血腫腔内の洗浄液がドレーンから流出し、翌日の頭部CTで確認した後に抜去します。約1週間程度の創傷治癒を図る間にリハビリテーションも併せて行い、経過次第で自宅退院となるのが一般的です。
慢性硬膜下血腫術後の主な合併症
感染症・・・髄膜炎、硬膜下膿瘍など
けいれん発作・・・洗浄の刺激などで稀に起こすことがあります。
緊張性気脳症・・・術後血腫腔の残存空気が膨張して脳の圧迫症状を呈することが稀にあります。
慢性硬膜下血腫再発・・・一般的には約10%とされています。必要があれば再手術を要します。

◎慢性硬膜下血腫のほとんどは、正確に診断して治療のタイミングを逸しなければ、後遺症もなく完治する予後良好な疾患です。

  
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