化学療法について
化学療法について
化学療法(抗がん剤治療)は、手術療法、放射線療法と並ぶがん治療の柱の一つです。がん細胞の増殖を抑える薬剤を投与することで、全身に広がる可能性のあるがん細胞を攻撃し、再発や転移を防ぐことを目的としています。
当院の化学療法について
当院では、年間延べ1000件を超える化学療法を実施しています。がんの種類だけでなく、炎症性腸疾患(IBD)や膠原病などに対する分子標的薬治療にも対応しています。
当院の外来化学療法室には12床を完備しており、患者さんが快適に治療を受けられる環境を整えています。
化学療法の目的
化学療法は、がんの種類や進行度によって、様々な目的で行われます。
治癒を目指す:がんの種類によっては、化学療法だけで治癒が期待できる場合があります。 再発・転移の予防:手術で目に見えるがんを取り除いた後、体内に残る可能性のある目に見えないがん細胞を攻撃し、再発を防ぎます。 がんの進行を抑える:進行したがんの増殖を抑え、病気の進行を遅らせ、患者さんの生活の質(QOL)を維持することを目的とします。 症状の緩和:がんによって引き起こされる痛みやその他の症状を和らげます。
治療の流れ
化学療法は、入院または外来で点滴や飲み薬として投与されます。多くの場合、投与期間と休薬期間を合わせた「サイクル」で治療を繰り返します。
副作用と当院のサポート体制
化学療法では、がん細胞だけではなく正常な細胞にも影響が及ぶため、様々な副作用が現れる可能性があります。当院では、患者さんが安心して治療に臨めるよう、医療チーム全体で手厚くサポートします。
主な副作用:吐き気、だるさ(倦怠感)、脱毛、口内炎、下痢、骨髄抑制(血液の成分が減少すること)などがあります。 専門家によるサポート:
医師・薬剤師:最新の知見に基づき、副作用を予防・軽減するための薬(吐き気止めなど)を積極的に活用します。
がん化学療法看護認定看護師:化学療法の専門知識を持つ看護師が、副作用のセルフケア方法や、日常生活での注意点について丁寧に指導します。治療に関する不安や疑問についても、お気軽にご相談いただけます。
私たちは、患者さんが治療と向き合い、自分らしい生活を送り続けられるよう、全力でサポートいたします。
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