一次脳卒中センター(PSC)とは
一次脳卒中センター(PSC)とは?
当院は、2019年9月に、日本脳卒中学会から**「一次脳卒中センター(Primary Stroke Center:PSC)」**に認定されています。これは地域の医療機関や救急隊と連携し、脳卒中の患者さんが当院に救急搬送された際、脳卒中専門医が迅速に診断・治療を開始できる体制が整っていることを示すものです。

「一次脳卒中センター(PSC)」は、一刻を争う脳卒中の超急性期(発症直後)に対応する医療機関として、以下の基準を満たしていると認められた病院が日本脳卒中学会により認定されます。
24時間365日、脳卒中の患者さんを受け入れられる体制がある 脳卒中診療に従事する医師が常勤として勤務している 脳卒中専門医1名以上の常勤医がいる MRIやCTなどの画像検査や血液検査などを迅速に施行可能である 脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある
当院のPSCとしての役割
脳卒中は、発症から治療開始までの時間が予後を大きく左右します。当院のPSCとしての最大の役割は、患者さんにより近いところで、より早く、質の高い脳卒中診療を開始することです。
脳卒中が疑われる患者さんが救急搬送される場合、救急隊からの情報をもとに受け入れ前から準備を開始します。
到着後すぐに医師・看護師・放射線技師などからなる専門チームが対応し、頭部CTやMRIによる検査を迅速に行い、診断を確定します。
そして発症間もない脳梗塞であれば血栓を溶かすrt-PA静脈注射療法などの治療を、脳内出血であれば血圧管理や手術の準備など、症状に応じた最適な治療を可能な限り速やかに開始します。
更に血栓回収療法(血管内手術)など専門的な加療を要する場合、連携している地域の高次医療機関へ連絡し、速やかに紹介・転送も行います。
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