2020.01.20
患者「様」呼称を「さん」呼称へ
病院や診療所で「患者様」という呼び方(呼称)を見直す動きが普及しています。
患者さんの名前に「様」をつける「様」呼称は医療界における「患者中心の医療」「接遇改善」の流れの中で一時普及し、当院でも「様」呼称を採用した経緯があります。
しかしその後、「違和感がある」「よそよそしさを感じる」「患者に様をつけるのは日本語としておかしい」との意見、さらに、一部の人の「誤った権利意識」、「過剰なお客様意識」を助長し診療に影響を及ぼしている、との指摘が相次いでおこりました。
その結果、「さん」呼称に戻す医療機関が多くを占めるようになりました。当院の患者さんからも「患者様」の呼び方を改めた方が良いとの意見があります。また、すでに診療現場では「さん」が使われている状況です。
以上を踏まえ、患者さんと病院は対等の関係にあるべき、との観点に立ち、病院として統一した基準を以下のようにします。
ご理解のほど宜しくお願いいたします。
1.「患者様」という呼称は「患者さん」に統一する
「患者の○○(固有名称)様」は「患者の○○(固有名称)さん」に統一する
「患者の皆様」は「患者の皆さん」に統一する
2.文書として個人名に関わる際の使用は特に制限しない(患者宛郵送文書、診療情報提供書、個人へのメール返信等など)
3.掲示物、看板、一般向け文書、印刷物等の「患者様」記載は順次改める
谷津保健病院